└コラム38

 

占星術からのアドバイス

ジェラシーにはお宝が隠れている

 

 

【ジェラシーにはお宝が隠れている】

 

今現在（2023,10）、天空の太陽と火星が蠍座を運行中です。

心の深い部分の感情や欲望を表す蠍座のシーズンですので

今日は「嫉妬」をテーマにしたいと思います。

 

あなたは、人を見て焦りを感じたり、ジェラシーを感じたりして

自分に全く自信を持てなくなる時ってありませんか？

「リア充」という言葉が流行っていましたね。

リア充とは、実生活の中で欲しい物を手に入れてキラキラと充実した人生を送っている人を指すようですが、この言葉はそれが出来ない人の嫉妬や羨望が込められた言葉のようです。

でも、私たちは嫉妬を認めないように頑張ってしまいます。

これってとても難しくて、とても苦しいことですよね。

一時は忘れられても、事あるごとに顔をだしてくる・・・

じゃあどうしたらいいのでしょうか？

嫉妬って、自分が欲しいものをリアルな誰かが手にしているのを目の当たりにすることで浮上してくる感情です。

嫉妬心が無ければ、純粋に「素敵～」「私も欲しいな～、なりたいな～」ってオープンな感じで終わるのですが、嫉妬は心を固く閉じてしまいます。

 

もしもあなたの中に嫉妬心が浮上してくることがあったらチャンスだと思ってもらいたいのです。

あの人の気に入らないところはどこでしょうか？

あの人の、どういう所に無性にイラついてしまうでしょうか？

 

ここから導き出された言葉は、あなたの欲しいものです。

その欲しものを自分で自分に禁止しているということがありますから厄介です。

自分が禁止しているものを受け取って喜んでいる人を見ると

「ずるい！非常識！調子に乗ってる！ちょっと変わってるよねあの人！(; ･`д･´)」とかいろんな言葉で相手を心の中で否定します。

ですが、結局それって自分自身に更なる禁止令を出している禁止令の強化になっています。

決してあの人自体を嫌ってもいないし、恨んでもいないということです。

 

例えば、上司に媚びを売るあの人が嫌だという裏に、もしかしたら自分も上手くコミュニケーションを取りたい、世渡り上手になりたいという欲求があるかもしれない、

だとしたらあなたもコミュニケーション力を強化するために何か始めてみるとか、

私にも出来るという方向にエネルギーを向けてみてください。

または上司との距離感を自分で制限して自分を窮屈にしているのなら、

その禁止令を緩めるのもいいのかもしれません。

 

いつも特別扱いされるあの人が許せないという裏には、自分の能力や魅力も認めてほしいという欲求があるかもしれません。だとしたら自分を表現するということを意識して自分の見せ方やアピール方法について考えてみるのもいいですね。

または自分が目立つことを禁止しているのなら、その禁止令をビリビリ破ってみるのもいいかもしれません。

 

ジェラシーには自分の純粋な欲望というお宝が隠されているのです。

自分が何をやりたいのかわかりません！という方は意外と多いと思いますが、

「身近な人に対して感じるジェラシー」というものを利用して探ってみてはいかがでしょうか。

何を求めているのか？　何を禁止しているのか？というところから欲求の建設的な解放と昇華のストーリーを作り、新しい自分への変容体験を目指してみましょう！

 

 

ＣＨＥＥＫＯ